阿寒湖

北海道自然  |

阿寒岳の噴火によって形成されたカルデラ湖である阿寒湖は、マリモが生育し保護されているところとして有名です。湖周辺の森は北海道で初めて指定された国立公園でエゾシカ、ヒグマなどが共存している原生林です。湖は周囲26km、最大水深45mあり、南側には阿寒湖温泉を中心に温泉街が広がります。ここを中心に徒歩で湖畔を散策することができますが、阿寒湖観光汽船を利用して湖上の旅を楽しむことができます。船が経由する湖の南部にあるチュウルイ島ではマリモ展示観察センターがあり、国の特別天然記念物となっているマリモを目の前で見ることができます。また、絶景ポイントの滝口をはじめ湖底から湧き出す温泉の硫黄分が湖面の色を変化させる様子も楽しめます。ここから西にある阿寒湖アイヌコタン(集落)では、伝統工芸の木彫りや刺繍を製作し販売する店が並び、、阿寒湖アイヌシアターでは重要無形民族文化財に指定された古式舞踏が鑑賞できます。また、東には阿寒の自然について学べる阿寒湖畔エコミュージアムセンターがあります。湖とその周辺に生息する動植物をパネルや標本によってリアルに紹介されています。交通は、JR釧路駅より路線バスに乗り2時間ほどのところにあります。


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