博物館網走監獄は明治時代に網走刑務所で実際に使用されていた建物を天都山に移築、修復して保存公開している野外博物館です。移築されていますが、明治時代そのままの大型建築物として貴重な存在です。建物の中はマネキン等を使用して当時のあらゆる場面を再現しています。特に公開されている獄舎の中には、脱獄王と呼ばれた五寸釘寅吉や白鳥由栄の脱獄シーンをマネキンを使って再現しています。

また、博物館網走監獄では他にも当時の囚人達の入浴の様子や、当時の北海道の開拓の様子などもマネキンを使って再現しています。また、二見ケ岡農場作業の様子を再現したものまであります。体験できることとして、当時の監獄食を食べることができます。監獄食AとBがあり、それぞれ７００円と８００円になっています。催し物としては刑務所作業製品展示即売会が開催されることがあります。また、実際に訪れる際は博物館網走監獄のホームページからインターネット割引を利用すると良いでしょう。定価から１１０円引かれます。ただし、他の割引券等とは併用できないため注意が必要です。なお、元監獄があった場所には今でも使われている網走刑務所が存在しています。こちらは当然ながら中に入ることはできません。