東京や大阪などの大都市に人が集まる一極集中は、一説によると明治時代から始まったといわれています。特に顕著だったのは高度成長期の時代で、人々はこぞって大都市に集まってきました。

しかしながら現在は一極集中の弊害が多く取りざたされています。害の部分をクローズアップされがちなのが東京とその近郊です。待機児童問題や超満員の通勤電車とそれに伴う乗客の体調不良やトラブル関する問題は、一極集中という問題に興味がなくとも一度は聞いたことがあるでしょう。

かつてはメディアも東京や大阪といった大都市の魅力をさかんに宣伝しており、国民の間にはなんとなく「大都市に行けば幸せな人生を送れるかも」といったイメージがありました。しかしながら平成初期ごろからインターネットが発達し、実際に東京や大阪に住む人の本音を知る機会が増えたこと、また地方の魅力が住人らの手によって発信されるようになったことから、「もしかして、大都市ってそんなにいいことばかりじゃないのかも」と思う人が増えてきました。さらに近年はもともと都会に住んでいた人や、なんらかの理由で上京してきた人が地方へ戻る動きも増えています。

人気のある地域は毎年異なりますが、比較的人気の高い道府県もあります。地方移住を推進するNPO法人ふるさと回帰支援センターによると、毎年北海道は移住希望地ランキングの上位に名前を連ねています。

北海道は日本の最北端に位置し、広大な土地と豊かな自然、おいしい海産物や農産物が魅力的な場所です。地域によって住みやすさが大きく変わることも特徴のひとつです。

皆さんは北海道にどのようなイメージを抱いていますか？雪が多くて、車がないと満足に生活ができないと思い込んでいませんか？実は、住むエリアを厳選すればたとえ車がなくとも快適に生活することができます。

北海道へ移住するときのおすすめエリアは、以下の通りです。

やっぱり便利な「札幌エリア」

北海道の中心部であり、道内で唯一地下鉄が通っているエリアがあります。北海道の中でも特に便利なエリアであるため、道外からはもちろん道内からの流入者も多いという特徴があります。

本州であれば人気の高いエリアに一戸建てなんて夢のまた夢、と思われがちですが、土地が広い北海道は人気の高い札幌エリアでも一戸建ての注文住宅を建築することが可能です。札幌で断熱性の高い一戸建て住宅を建築している豊栄建設では札幌エリア内に住居用の土地を複数所有しているため、土地がない状態から相談しても一戸建て住宅を建築できると人気です。

実はアクセスしやすい「函館エリア」

函館も札幌と同じく、北海道の主要エリアです。隣の北斗市には北海道新幹線の駅があり、本州へのアクセスがより簡単になりました。

さまざまな歴史的建造物など、観光都市としても有名なエリアです。函館市は子育て支援が充実しているため、子育て世代が移住するにも魅力的なエリアといえるでしょう。

北海道の中心部はどこもコンパクトシティ化が進んでおり、生活に必要な施設が徒歩圏内に集まっていることが多いです。中心地を離れれば豊かな自然が広がっていることから、子どもには自然の中で過ごさせたいという教育方針のご家庭にもおすすめの土地です。

運河や海の幸が魅力「小樽エリア」

小樽市といえば、運河や歴史的建築物物の数々が魅力的な観光地です。しかし観光だけではなく、定住にも向いている地域です。

小樽市の移住支援政策は充実しており、毎年さまざまな都市で移住に関するフェアを行っています。移住を考えている人向けのツアーも開催されており、積極的に移住者を受け入れていることがわかります。

さらに、山と海に囲まれた小樽市は海の幸ももちろんのこと、山の幸も豊富です。北海道でも屈指のグルメシティとして有名なため、食べ物が好きな方はぜひ移住をご検討ください。